【義務違反】外国人の社会保険未加入。なぜバレるのか、その理由をご存知ですか?

社会保険は外国人を雇用するときに揉めるポイントの1つです。
なぜなら外国人によっては社会保険に加入したがらないからです。
- 手元に残るお金が少なくなる
- 日本で年金を貰うつもりはないから
など、理由はさまざまです。
もし『社会保険に加入したくない』という希望を聞き入れて未加入でいた場合、どのような結末になるのでしょうか?
目次
社会保険の未加入。どうしてバレる?

そもそも何で社会保険に加入していないことが発覚してしまうのでしょうか?
これには年金事務所の地道な努力があります。
年金機構は平成24年度計画で「厚生年金・健康保険・船員保険の適用の促進に努める」としました。
徴収漏れがないように厳しくしていきます!という宣言です。
①4年に1回、 年金事務所の調査が行われるようになった
年金機構は4年に1回、すべての適用事業所を対象に調査を行うようになりました。
年々調査は厳しくなる傾向で、未加入の適用事業所には厳しく対応しています。
◆徴収漏れがあったときの対応です。
- 社会保険支払いは、1年または2年さかのぼって遡及される可能性がある。
- 虚偽の申告には最大で懲役6ヶ月以下の罰則が規定されている
実際に調査が入れば、社会保険に未加入であることは発覚してしまいます。
そしてその責任は事業主が負うことになります。
②年金事務所の調査以外にも発覚の恐れが…
それなら年金機構の調査されるまでは未加入が発覚することはなさそう…
と考えてしまう方もいます。
ところが未加入が発覚する手がかりはいろいろな所にあります。
- もし誰かが年金事務所に相談をしたら?
- もし社会保険に未加入なのに、傷病手当金の請求をおこなったら?
いろいろ考えることができます。
どこからどう漏れるのかは誰にもわからないんですね。
③さらに会計検査院の調査があることも…
会計検査院とは簡単に言うと
国や地方自治体が税金を無駄遣いしていないかチェックする機関
のこと。
会計検査院の調査に選ばれると、 年金事務所の調査員に会計検査院が立ち会うことになります。
そして過去2年分をこってりと調査されます。
もし徴収漏れなどが発覚すれば、
すべて支払うこと
が命じられます。
すでに退職した社員の分も、です。
会計検査院の調査はランダムに選ばれます。自社が調査の対象になるかどうかは誰にもわかりません。
しかし万が一調査対象になり、良からぬことが発覚した場合は…想像したくないですよね。
社会保険は加入義務がある

外国人の中には
- 社会保険料が高い
- 年金の必要性を感じない
などの理由で社会保険の加入を拒む方もいます。
しかし、適用事業所である限り社会保険は加入する義務があります。
日本人でも外国人でも同じです。
労働者が任意で加入・非加入を決めることができません。
外国人の希望を聞き入れて、加入手続きを行わなかった場合、
企業側が法的責任を追及されます。
ネクストライフでは
外国人を雇用するときに余計なリスクを負わないこと!
を鉄則としています。
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