【千葉県】農家に不法残留外国人を斡旋で逮捕!なぜ不法就労がバレたのか?

雇ってはいけない人を雇った人の末路

令和元年11月13日読売新聞朝刊に気になる記事がありました。
千葉県旭市の農家に不法就労を斡旋し逮捕されたという記事です。

記事を要約すると

  1. 不法残留の外国人から手数料を徴収
  2. 人手不足の日本人農家に斡旋
  3. 日本人農家も不法就労助長容疑で捜査中

現在逮捕されたのは、斡旋者と不法残留外国人のみです。
しかし日本人農家が逮捕されるのも時間の問題ではないかと思います。

このページでは行政書士の視点で考える

不法就労外国人を雇用した人の末路

がわかるようになっています。

なぜ不法就労が明るみになったのか?

千葉県旭市農家に不法残留のタイ人を斡旋し入管法違反で逮捕

みんなが黙っていたらバレないはずなのになぜバレたのでしょう。

記事によると

不法就労外国人に車を貸し出す男がいる

という別ルートからの摘発であったそうです。
たとえ不法滞在であっても一人では生きていくことができません。
必ず誰かと接点があります。

そう。

いずれバレるんです。

不法残留外国人を雇用する、というのはとてもリスクが高い行為。
人手不足に悩む方からすると『仕方がない』という思いもあるのかもしれません。

しかしその多くはいずれ表沙汰になります。
次は逮捕されたときの罰則について、です。

不法就労助長罪で有罪となったときの罪責

不法就労助長罪で有罪となった場合

  1. 3年以下の懲役または300万円以下の罰金のいずれか
  2. または両方が科される

(入国管理法72条の2第一項柱書)

法人の代表者や雇用している従業員が不法就労助長罪を犯した場合

不法就労を行った者が不法就労助長罪に問われるほか、

当該法人や従業員を雇用してる事業主も300万円以下の罰金を科されることがあります。

該当する行為が日本国外で行われた場合でも不法就労助長罪は成立します。

こうなってしまうと会社の危機です。
法令順守は会社の信用です。
雇用する外国人はしっかりと
選別しましょう!

不法就労者であっても労災認定される!?

ちなみに不法就労であっても労災が認定されれば、労災保険が適用されます。

労災保険とは?

  1. 業務や通勤中の怪我や、病気の治療費、休業した際の生活費の補償
  2. 会社に雇用されている人であれば、雇用形態や国籍など関係なく強制的に加入
  3. 保険料は事業所が全額負担

不法就労外国人を雇用する場合は恐らく労災保険も未加入だと思います。

故意に未加入ですから、労災が認定された場合は

労働者に支給される給付金の一部または全額を会社側が負担する可能性があります。

不法就労の外国人を雇用すると

社会的にも金銭的にも
芋づる式にどんどんとペナルティーが科せられていきます。

後で負わされる責任を考えると、
とんでもなくホラーなことがわかります。

困ったときは相談してみませんか?

今、人手不足は日本の頭痛です。
もはや全員の問題です。

そんな中でも雇用したい外国人を雇用し、
順調に経営を行っている企業もたくさんあります。

ネクストライフでは

  1. 人材派遣会社
  2. 日本語学校
  3. 技能実習生管理団体など

などから日常的に外国人ビザの申請についての相談を受ける業務を行っております。
御社に適した外国人について、お力になれることがあるかもしれません。

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